ブログTOP > 2020.02.02

運行管理者になるためには

こんにちは。行政書士の甲田です。
今日は「運行管理者になるためには」についてです。

運送業を営むための条件のひとつに、運行管理者の選任があります。

運行管理者には、ドライバーの管理や輸送の安全運行を遂行するための重要な役割がありますので、誰でもなれるわけではありません。
運行管理者になるための道は2つ。
1つは運行管理者試験に合格すること、もうひとつが実務経験を積むことです。

まず、「運行管理者試験に合格すること」について説明します。
運行管理者試験には「旅客」「貨物」の2種類があり、営業する事業内容に応じてどちらかを選択して受験します。

運行管理者試験には、受験資格があり、下記条件のどちらかを満たさないと受験できません。
1. 事業用自動車の運行管理の実務経験が1年以上ある
2. 基礎講習を修了している(自動車事故対策機構が実施している基礎講習)

条件を満たし、運行管理者試験に合格すると「運行管理者資格者証」が取得できます。 この資格者証をもって「運行管理者選任届」を提出すると、運行管理者になることができます。


次に「実務経験を積むこと」について。
こちらは、「一般乗合旅客」「一般貸切旅客」「一般乗用旅客」「特定旅客」「貨物」の5種類のうち、取得したい運行管理者資格の種類に応じた運送事業の事業用自動車の運行管理に関する実務経験が5年以上あり、その実務経験中に「運行管理に関する講習」を5回以上受講していることが条件となります。

※講習には「基礎講習」「基礎講習」がありますが、5回のうち1回は基礎講習を受講しなければなりません。

このように、運行管理者になるためにはいくつものハードルがあります。
運行管理者はそれほど重要な存在ということです。
人の輸送や物流など、運送業は社会生活の根本を支える大切な事業です。
その運送事業の中心人物が運行管理者なのです。

【参考】トラック運送業のHPはこちら

それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。
次回もご覧ください。

 



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