私署証書とは
私署証書とは、私人が作成した文書(私法上の法律行為について記載された私文書)のことで、契約書や誓約書、同意書などが該当します。
私署証書の認証とは
私署証書の認証とは、私文書の署名押印(記名押印)が真正であることを、公証人が証明(証拠)してくれる制度のことです。
私署証書の認証には、本人が公証人の前で署名(記名)押印する「目撃(面前)認証」、本人が公証人の前で署名(記名)押印を自認する「自認認証」、代理人が公証人の前で署名(記名)押印が本人のものであることを自認する「代理認証(代理自認)」があります。
公証人の認証により、その文書が作成名義人の意思によって作成されたことや、認証時に文書が存在していた事実の証明となります。
また、公証人は違法・無効・犯罪性のある文書を認証することができませんので、認証により適法性が確保されたことにもなります。
ただし、目撃(面前)認証や自認認証、代理認証(代理自認)は、その内容の真実性までを証明するものではありません。
文書の真実性・正確性を証明する場合は「宣誓認証」手続きによる認証を行うことになります。
私署証書の認証種類と手続き方法
目撃(面前)認証 |
目撃(面前)認証は、公証人の面前で本人が署名(記名)押印する認証です。 私文書の日付、署名押印欄は空欄の状態で手続きを開始します。 【必要書類】 ・認証を受ける私文書 ・本人を証明するもの ※印鑑証明書+実印(代表者印)または運転免許証やパスポートなど顔写真付きの証明書+認印 【手数料】 ・~11,000円 ※外国文の場合は6,000円が加算されます |
自認認証 |
自認認証は、公証人の面前で本人が署名(記名)押印を自認する認証です。 【必要書類】 ・認証を受ける私文書 ・本人を証明するもの ※印鑑証明書+実印(代表者印)または運転免許証やパスポートなど顔写真付きの証明書+認印 【手数料】 ・~11,000円 ※外国文の場合は6,000円が加算されます |
代理認証(代理自認) |
代理認証(代理自認)は、代理人が公証人の前で署名(記名)押印が本人のものであることを自認する認証です。 私文書に日付、署名押印された状態で手続きを開始します。 【必要書類】 ・認証を受ける私文書 ・本人から代理人への委任状(実印・代表者印で押印されたもの) ・本人の印鑑証明書 ・代理人を証明するもの ※印鑑証明書+実印または運転免許証やパスポートなど顔写真付きの証明書+認印 【手数料】 ・~11,000円 ※外国文の場合は6,000円が加算されます |
宣誓認証 |
宣誓認証は、本人が公証人の面前でその「文書の記載内容が真実であることを宣誓」して署名(記名)押印または署名(記名)押印を自認することにより受ける認証です。 宣誓認証は必ず本人が宣誓する必要があり、代理人による手続きはできません。 なお、文書の内容(記載)が虚偽であることを知りながら宣誓した者には罰則(過料)があります。 【必要書類】 ・認証を受ける私文書・・・2通 ・本人を証明するもの ※印鑑証明書+実印(代表者印)または運転免許証やパスポートなど顔写真付きの証明書+認印 【手数料】 ・11,000円 ※外国文の場合は6,000円が加算されます |
※署名人が法人の場合、登記簿謄本などが必要になります
私署証書認証手続きサポートについて
行政書士甲田事務所では、私署証書の認証手続きをサポートいたします。
代理認証(代理自認)はもちろんのこと、目撃(面前)認証や自認認証、宣誓認証に関する書類作成や公証役場での手続きもサポートしますので、書類や手続きに不安がある方、面倒とお考えの方は当事務所にご相談ください。
郵送サポートでも可能という場合は、日本全国からもご依頼いただけます。
※行政書士には法律で守秘義務が課せられていますので、安心してご相談ください
当事務所にご依頼された場合の料金
行政書士報酬
内容 | 行政書士報酬 |
代理認証手続き | 27,500円 |
書類等作成(1枚につき) | 2,750円 |
書類取得(1か所につき) | 2,750円 |
相談料(30分につき) | 2,750円 |
※ご依頼内容により別途報酬が発生する場合があります
ページ移動
👉【知的財産の証拠保存 TOP】
👉【事実実験公正証書作成サポート】
👉【確定日付手続きサポート】
👉【契約公正証書作成サポート】
👉【著作権登録手続き TOP】
👉【著作権契約書作成サポート TOP】
私署証書認証手続きに関するご依頼・お問い合わせ
【2級知的財産管理技能士・行政書士 甲 田 事 務 所 】
☎ 026-229-0114
📠 026-466-6093 【FAXシートダウンロード】
✉ 【クリックでメールフォームに移動します】